使用キット SDガンダムGジェネレーション NT専用モビルアーマー
製作 つくMoでbuild代表 つくし
作品名 MAN08-ELMETH ララァ・スン専用モビルアーマー
最近、私の作品って改造していないと思われている事が多々ある事に気づき、少しショック気味のつくしです。このエルメスも素組みに塗装したと思われている様子(笑)
そこで、今回は第1回目という事もあり自己紹介を兼ねて、このエルメスを題材に簡単ではありますが、私がどうやって作品を作っていくか紹介したいと思います!
テーマを決める!
まず、素組み(プラモデルをそのまま組み立てる事)したエルメスをじっと眺め、どんなエルメスにしようか自問自答します。個人的には、90年代に流行ったようなずんぐりむっくりしたSDキャラが好きなので、ディテールはそのままに機械やロボットと言うより、キャラクターを作る感じで製作していく事に決めました。
全体に丸みを帯びさせる!
素組みの状態だと、ずんぐりむっくりしたイメージからは遠いので、全体的に丸みを持たせる為に、横幅をキュッと縮めてやります。
写真は本体の底の部分ですが、横幅を縮める為に大幅にカットしました。いきなり大きくカットしてしまうと、縮め過ぎた(;・∀・)って事になるので、少しずつ確認しながら工作するようにしています。
羽パーツは小さく!
素組みの状態だと大きく存在感がある羽パーツですが、今回の製作ではできるだけ小さくする事にしました。
本体の横幅を縮めた分、羽をこのままにすると悪目立ちしてしまうので、存在感が無くならないバランスを考慮して小型化する事にします。
ヒケを埋める!
だんだんと理想の形に仕上がってきてはいますがこのキット、本体上部に大きなヒケ(くぼみ)がありました。全体シルエットの丸みを演出する大切なパーツなので、ここはタミヤのエポキシパテを使用して、しっかり形状を整えたいと思います。
この時、パテの使用感を出さないよう、しっかりヤスリを当てて元キットと一体になるよう、じっくりならしてあげます。
目?を大きくしたい!
キャラクターを作る上で、目のパーツは超重要と私は考えています。今回は目にあたる箇所を元キットより大型化する事にしました。キットのままだと、キリ(`・ω・´)っとした切れ長の目になっているので、大型化する事で少し柔らかい雰囲気を出す事が目的です。
1か所大きく変更すると、多くの場合は他の箇所もバランスを変更する事になるので、少し大変なところです(;・∀・)
別パーツ化して立体的に!
目のデザインが決まったら別パーツ化する為にパーツをくり抜いて、ポリパテを使用してデザインした通りに目をつくっていきます。別パーツ化する事で、より立体的で目力も増す事と塗装もしやすくなるので、ここは押さえておきたいポイント。
塗装はうっすらとシャドーを入れておく!
カラーは明るい色で仕上げると決めていたのですが、ただ明るいだけだと面白みに欠けるかと思い、うっすらと黒いシャドーが残る感じで仕上げていきます。
下地にあらかじめ黒を入れておく事で、少し暗めな部分と明るい部分ができ、視覚的にも面白くなるので、今回はこの手法で製作しました。
というわけで!
あとは肉抜き穴を埋めたり、バーニアを追加したりもしましたが、こんな感じで完成したのが写真のエルメスです。実は色々と手を加えているのです(笑)
事の発端は、展示会で私のエルメスを観た方が「SDのエルメスいいね!」となり後日買ったら、全然違ったという話を聞きました。思い返せば、そんな話がちょくちょくあったなと(;^ω^)
というわけで、今回はSDのNT専用MAを使って私が普段行っている工程を軽くではありましたが紹介してみました。下記のリンクでも製作動画を見る事ができますので、そちらもご覧いただければ、より分かりやすいかと思います。
それでは皆様!良き模型ライフを!