ヤマシロヤプラモ狂四郎合同展示会その2

皆さん今日も良き模型ライフを送っていますか?ヤマシロヤさんのプラモ狂四郎合同展示会が今月終了だったので、あらためて立ち寄ってみました!作品も増えていて、より楽しくなっていました!

 プラモ狂四郎40周年を記念してヤマシロヤで開催されたプラモ狂四郎合同展示会。同展示会には、様々なモデラーが参加し、今月8日まで行われました。

正式にはフルアーマーガンダムMkⅡとは別機体です!

ストリームベースさんのサインの隣に立つのはHCMパーフェクトガンダム。GFFシリーズでフルアーマーガンダムMkⅡとして商品化された事から、この2つを同一機体として誤認される事が多いですが、実際は別機体。H・C・Mパーフェクトガンダムは、頭部がガンダムMkⅡのようなデザインになっていますが、中身はRX78-2。

プラモ狂四郎を象徴するパーフェクトガンダムとパーフェクトジオング。当時は改造方法が雑誌に掲載されていましたが、とても子供ができるレベルを超えていて、保護者からのクレームもあったとか。パーフェクトガンダムが左腕に装備しているシールドを固定するのに、腕時計のベルトを使用する方法が有名。

 印象に残っている方も多いのではないでしょうか?プラモ狂四郎1巻において、当時発売されたガンプラ、ザクの構造的弱点を突いて狂四郎が逆転するエピソード。

シンプルイズザベスト!あらゆるキットの長所を取り込んだ完璧なグフ!

当時のガンプラは現在発売されているほど可動しないのですが、関節可動部を新たに造りあげ、完璧なグフとして山根がつくりあげたのがこのグフ。山根の登場時は、エンペラー帝国のリーダーとしてなかなか嫌な奴だったが、狂四郎とのバトルを経て改心。狂四郎の良き友でありライバルとしてプラモデル工作の腕を磨き続ける。

プラモデルはガンプラだけじゃない!

ガンダムに限らず、バイファムやオーラバトラー、エルガイム等、様々なプラモデルが登場するのもプラモ狂四郎の魅力。

水中戦もアイデアで戦いぬく!

 水中モーターを使用したガンダム水中タイプ。アイデアの詰まった作品が多数登場する事に、毎回ワクワクします。

サッキー竹田が繰り出す異形のガンダム

元祖デビルガンダムとも呼ばれるサッキー竹田のブラッデイー=マリー。ガンダムとしては異形とも言える四本腕。頭部は外観こそガンダムタイプの顔のとなっていますが、その下にはモンスターのようなおぞましい顔が潜んでいます。ちょっと怖い顔なので、写真控えますが、初めてみた時は、良い意味でガンダムの常識を壊された記憶があります。

 こちらもサッキー竹田の機体『赤い馬』。足元にあるSDは、ガチャポンSD戦士のパーフェクトジオングMk.Ⅱ。

地獄のディオラマ

天満兄弟が狂四郎を倒すために用意したのが、『地獄のディオラマ』。様々な罠が狂四郎に襲い掛かる。

オリジナルゼータガンダム

『コミックボンボン』読者参加型企画「オリジナルΖガンダムコンテスト」のグランプリ作品を、ときた洸一がリファインしたもの。ヌンチャクを振り回す姿はどちらかと言えばモビルファイターに近く、私たちが良く知るΖガンダムとは全く違う印象を受けます。

当時はスケールモデルの方が高尚という風潮が強かった?

『魔改造』という言葉の語源となったプラモ魔神。スケールモデルとアニメモデルを掛け合わせた独特のデザイン。当時はスケールモデラーとアニメモデラーは互いに相容れないという悲しい事情がありました。そんな中、「アニメモデルだって立派なプラモデルだ」と四郎が叫んだり、プラモ魔神が登場したことで、アニメモデルの地位向上につながっていくきっかけにもなったと思います。プラモデルはスケールモデルからスタートしているので、アニメキャラクターはどうしてもプラモデルではなく、子供向け玩具としての印象が強かったようです。そんな両者の間を取り持つように生まれたプラモ魔神は現在も、スケールモデラー、アニメモデラー両方から愛されるキャラクターとなっています。

プラモ狂四郎ってどんな漫画?

プラモ狂四郎はガンプラにとどまらず、様々なプラモデルが登場し、アイデアと魅力たっぷりに活躍します。プラモデルは自由につくって良いという価値観や、世の中には魅力的なプラモデルがまだまだたっぷりあると私たちに教えてくれます。特にオリジナルのプラモデル作品が多数登場するので、今回記事にあげた素晴らしい作品の中で、知らない機体があれば是非読んでみてください。特に最近のビルド系シリーズが好きな人なら楽しめると思います。まだ読んだ事がない人は、一読の価値ありなので読んでみてはいかがでしょうか?

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