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NO.12 2体の旧ザク - つくMoでbuild
こと×プラコンテスト2021

NO.12 2体の旧ザク

上の画像はクリックすると全体が見れます。

作者名:17hh70

作品名:2体の旧ザク

使用キット:1/100 MS-05旧ザク(マスターグレード、旧キット)

この写真にある左右両方とも「機動戦士ガンダム」でジオン公国のモビルスーツとして登場するMS-05(通称:旧ザク)の1/100プラモデルという意味では同じです。私は左のほうが格好よいと思いつつ右に愛着が湧くのですが、皆さんにはどう見えるでしょうか。
どちらも同じ「旧ザク」と書きましたが、右は約40年前のガンプラブームのときに発売されたアニメに近いもの、左は約20年前に発売された「スタイリッシュに」「人型ロボットとして動くことを考えると」等のテイストでデザインが変更されたものです。左が格好良く見えるのはそのためと想像できます。左右でポーズが違いますが、右はポーズをとらせたくてもできません。放送当時のデザインでは如何ともし難いです。
それでも私が右に愛着がわく理由は、約40年前のブームを経験していて当時の記憶がよみがえることと、より思う通りに仕上げたいと欲求がでてきて少しは自分の思うとおりにできたことです。頭の左右を幅詰めて後ろを伸ばし、胸の上下を短くして前後の厚みを増すのにパテを盛り、左肩アーマーを大きくし、上腕を伸ばして細く削り、下腕を細くし、脛とふくらはぎも削って盛ってを繰り返すといった具合で、塗装して完成するまでに約2か月を要しました。左は説明書通りに2週間程で組みました。もとから格好よくプラモデルそのものの完成度が高いこともあり、どこを良くしようといったイメージは私には出ません。
見た目の格好良さも、いろんな要因から湧き出る愛着も、好き嫌いを決める重要な理由です。どちらを重要と考えるか(それとも両方?)は人それぞれだと思いますし、互いを理解するとより楽しめると思います。ガンプラも発売から40年以上が立ち人気は衰えることなく、左のようなモデルや更なる進化形も出てきています。右の愛好家が減ってくるのではないかと思いつつも、やっぱり私は右の旧ザクが好きです。