ガンダムベースサテライト京都

 京都府京都市南区西九条鳥居口町1イオンモールKYOTOSakura館4階namcoイオンモールKYOTO店内に居を構えるガンダムベースサテライト京都。ガンダムベースの魅力を凝縮した公式サテライトショップとして2021年にオープン。1年経った今、コロナの影響等でガンプラが手に入りにくい世の中ですが、ガンダムベースサテライト京都の今は。

 バンダイが生産に力を入れていると声明をだした事で、少しづつガンプラも手に入るようになってくると思うのですが、正直まだまだ実感ができないのが実情。今もなお量販店さんの棚はすっからかんな状況が続いています。

 というわけで、量販店からめっきり姿を消したガンプラが、ガンダムベースサテライト京都ではどこまで揃っているのか立ち寄ってみました。これから京都に行こうか迷っている方の参考になればと思います。さて、店内はどんな様子なのでしょうか?(こちらの記事は2022年3月下旬時点)

ガンダムベース購入権

 まだまだコロナの影響があるせいか、やはり入場するにはあらかじめ予約を行う必要があるようです。入場規制がある事でふらっと入るという事はできませんが、企業として安全面に配慮している事は、結果的に私たちユーザーにとっても良い事だと思います。

 とは言いつつも、やはり購入券が必要な事を知らずに来られる方もいて、残念そうにお店を後にする姿を見ると、予約無しで気軽に入れる日常に戻って欲しいものです。

入口に並ぶ再販商品

 お店の入り口にはさっそく再販商品がお出迎えしてくれます。

ダンボールが期待感をあおるが・・・

 この日はオープンの時間に合わせて来たのですが、再販商品がダンボールに入ったまま積まれていたので、展示パネルが観れなかったのが残念。ただ、これだけのダンボールの山を見ると品揃えの期待感は否応なしに高まります。

PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム

 ガンプラ40周年の集大成として販売されたパーフェクトグレードアンリーシュド。『UNLEASHED =解き放たれた』と銘打つだけあって、これまでのRX-78-2ガンダムのデザインを新たな解釈で立体化。ガンダムの特徴的な額のアンテナのデザインも、これまでと違ってよりシャープな形になっています。

 現在のフラッグシップ的なガンプラだけあって、しっかり販売されていました。

RG 1/144 Hi-νガンダムやジオングは?

 こちらの2点はやはりと言うか、みかける事はできませんでした。HGに比べてRGはパーツ数が多い事や金額が少々する事で、まだ一般量販店さんや個人模型店さんで見かける事もあったのですが、今ではRG 1/144 Hi-νガンダムやジオングに限らず、RGシリーズそのものをみかける事が少なくなってきました。

 そんな中であっても、クロスボーンガンダムやゼータガンダムが陳列されていたのは流石。OOライザーもあったりと、最近の状況を考えると良い品ぞろえだと思います。

 ガンダムベース限定キットも合わせると、割と『選べる』環境です。

OOガンダムのシリーズが充実?1/100スケールも!

 近所ではめっきり見かけなくなった1/100スケールOOガンダム。MGとは別の形で展開されたシーズ。MGのように、細かくパーツ分けはされていませんが、けっして完成度が低いわけではありません。商品化されているMSも多数あることが嬉しいシリーズでした。こちらも今や希少品と言えるのではないでしょうか。

 HGはクアンタこそなかったですが、サバーニャ、ハルート、ラファエルが陳列されていました。何気にジンクスがあったのが嬉しい。それにしてもティエレンすら無くなる世の中になるとは思ってもみませんでした。

 変形機構を持つミキシングビルドを行う方には嬉しいブレイヴもここにあり!

HGガンダムUCは正直う~ん。

 こうなると期待感が高まるのがHG宇宙世紀シリーズ。どれどれ。

・・・・・・・そっか。って言うのが正直な感想でした。やはり、あまり品揃えが良いとは言い難いですね。ただ、シナンジュやF91があったのはなかなか。フルバーニアンもポイント高しと言いたいのですが、こちらは間もなく再販がかかる予定だとか。

他のHGシリーズは?

 ざっと他のHGシリーズも見ていきましょう!

 数は少ないながらも、チナッガイやモビルドールメイがあったり。エクシアダークマターも久しぶりのご対面でした。

 気になったのは、鉄血シリーズを見かける事がなかったです。1/100は少しみかけたのですが、HGは全く。探していたキットがあったのでちょっと残念ではありました。これを皆さんが読んでくれている頃には、鉄血も品揃えが充実していれば良いのですが・・・。

 豊富な旧キット(モナカキット)。

 対して旧キットと呼ばれる、ガンプラ初期のプラモデルは豊富にありました。ガンプラブームの礎を築いたシリーズだけあって、当時放送されていたアニメ準拠のスタイルとしてみれば、そこまで悪い完成度ではないと思います。

 ジオラマ仕立てのガンプラがあったり、内部構造が再現されたガンダムは、古い事が新しい事に感じる商品企画。

 1/60スケールのゲルググがお気に入り。今なおカッコイイと思う方は少なくは無いはず。

MG(マスターグレード)

 ヴァーチェやモビルジン、武者頑駄無と良い感じで並んでました!なにげにハイレゾリューションのアストレイレッドフレームパワードレッドも!

 ウイングゼロVer.Kaもあったりで、個人的には良かったです。ドムは無かったのか?というお声が聞こえてきそう(笑)。残念ながら無かったです。

1/100フルメカニクスフリーダムガンダム

 探している方がおられるかも?という事で、1/100フルメカニクスフリーダムガンダムVer.GCPも紹介しておきます。こちらは上海で建設された立像をベースにしたフリーダムガンダムです。MGとは違うアプローチで立体化されているので、デザイン自体に好みが分かれるかと思います。そもそものコンセプトが違うので、両者を比べるというよりは、別物として捉えた方が楽しめるガンプラだと思います。

そしてSDガンダムは?

 ここまでくるとおさえておきたいのがSDガンダムです。

 こちらも率直に言って、う~ん。あるにはあるが・・・と言ったところ。それでもEXスタンダードシリーズすらみかけなくなった事を思えば、クロスシルエットと合わせて選べる感じかなと。Gジェネシリーズも同様に数が減ってきているので、アクエリアスやGP04等、このシリーズが好きな方には掘り出し物があるかも。

 当時の武者シリーズやナイトもちょいちょいって感じです。ただ、レジェンドBB戦士は無い状態で、クロスシルエットも最近は新商品自体が発表されない状況。特にレジェンドBB戦士は新作が出る度に楽しみにしていたので、なんとか復活しないものだろうか。

展示品のsold-outの文字が散見されるが。

 比較的、最近の量販店さん等よりは色々とガンプラがあって結局は満足感は高かったです。ビルドシリーズやOOシリーズもみかけなくなった物があると、やっぱり来てよかったという気持ちになります。ただ、厳しい意見かもしれませんが、あくまで『昨今の情勢から考えると』という前置きが入るのも事実です。昨今はコロナや転売事情、そして国際状況も芳しくない状況が続いていますが、メーカーであるバンダイさんには声明通りに頑張ってもらいたいです。それともユーザーの私たちが、現在の状況を受け入れつつ、お付き合いしていく事になるのか。サテライト京都を一通り見終わった後、企業とエンドユーザーの関係性が試されているという気もしました。

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