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NO.22 旧福知山線(廃線)を走るDD51 - つくMoでbuild
こと×プラコンテスト2021

NO.22 旧福知山線(廃線)を走るDD51

上の画像はクリックすると全体が見れます。

伊丹市民賞受賞作品

作者名:haney(ヘイニー)

作品名:旧福知山線(廃線)を走るDD51

使用キット:kato DD51標準型(旧モデル)Gマックス国鉄旧客車スハ43

旧福知山線(廃線)を走るDD51
1年前のコロナ禍、緊急事態宣言で自宅で過ごす時間が多くなり、その時に少しずつ完成させたジオラマとD51です。現在はハイキングコースとなっている生瀬・武田尾駅間の北山トンネルを出てくる機関車をイメージして製作しました。D51は集煙装置やカマボコボイラをプラ板で製作。客車も含め汚し再塗装を施しました。下に流れる川は武庫川で、車や樹木は遊び心で加えました。当時福知山線は福知山の材木やセメント、綾部の郡是(肌着メーカーのグンゼ)製品輸送などで貨物輸送が大変盛んだったようです。猪名寺駅にあるグンゼタウンは郡是の塚口工場跡地です。昭和61年の複線、電化されるまではこの蒸気機関車D51やディーゼル機関車DD51が主力牽引車両だったようです。模型では客車を牽引していますが、主に貨物輸送路線だったのでD51が客車を牽引することは少なかったと推測されます。でもこういう創造的な事が作り出せるのが模型の醍醐味であり楽しみともいえます。この旧福知山線北山トンネルですが宝塚駅と武田尾駅とでは全く気候が異なり、冬場だと福知山方面に向かう列車はトンネルを抜ければ雪景色が広がります。川端康成の有名な小説「雪国」に「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」と言う冒頭の文章があります。新潟上越線の清水トンネルを越境した時の光景を文章にしたものです。もし康成が先に出生地の大阪から福知山線に乗ってこの「長い(北山)トンネル」を抜けていたら⁉ノーベル賞作品の舞台は福知山や綾部だったかもしれません。
私が模型に出会ったのは最初のガンプラが流行った1980年代なので40年近く作り続けています。当時はバリや単色が当たり前だったので組立・塗装に苦労しました。今は色プラやパーツの繋ぎ合わせも良く接着剤もいりません。完成度は上がったものの、達成感が失われたのは